日本留學東京大學考題講解

日文閱讀 東京大學2022國語入學考題講解

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日本留學東京大學入學考題講解

2022年東京大學國語科閱讀講解

 

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東京大学入学試験 国語試験問題

何必博士講解

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冬山茶行何老 0908-362805

 

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(鵜飼哲(うかい さとし)「ナショナリズム、その〈彼方(かなた)〉への隘路(あいろ)」による)

鵜飼 哲(うかい さとし、男性、1955年 – )は、日本(にほん)の哲学者(てつがくしゃ)。フランス現代思想(げんだいしそう)、特(とく)にジャック・デリダ(雅克·德希達 1930-2004)の研究(けんきゅう)で著名(ちょめい)。一橋大学名誉教授(ひとつばしだいがくめいよきょうじゅ)。

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五年(ごねん)ほど前(まえ)の夏(なつ)のことだ。カイロの考古学博物館(こうこがくはくぶつかん)で私(わたし)はある小(ちい)さな経験(けいけん)をした。

 

文章結尾

1.~だ。 自我主観

2.~です。抒情文

3.である。客観描述

 

☛ 小さな①・大きな①:抽象

小さい③・大きい③:実際

 

一人(ひとり)で見学(けんがく)をしていたとき、ふと見(み)ると日本(にほん)のツアー団体客(だんたいきゃく)がガイドの説明(せつめい)に耳(みみ)を傾(かたむ)けていた。私(わたし)は足(あし)を止(と)め、団体(だんたい)の後(うし)ろで何(なん)とはなしにその解説(かいせつ)を聞(き)いていた。その前(まえ)にすでに、仕事柄(しごとがら)多少(たしょう)は理解(りかい)できる他の言葉(ことば)、英語(えいご)やフランス語(ご)で他の国々(くにぐに)の団体客向(だんたいきゃくむ)けになされて(成す)いた解説(かいせつ)もそれとなく耳(みみ)に入(はい)っていたから、私(わたし)にはそれは、ごく自然(しぜん)な、行為(こうい)ともいえないような行為(こうい)だった。

☛ 成(1な)す術(1すべ)なし(1)

☛ 五連覇(ごれんぱ)を成(な)し遂(と)げる

 

ところが、日本人(にほんじん)のガイドはぴたりと説明(せつめい)を止(と)め、私(わたし)を指差(ゆびさ)してこう言(い)ったのだ。「あなたこのグループの人(ひと)じゃないでしょ。 説明(せつめい)を聞(き)く資格(しかく)はありません!」

 

**************

要(よう)するに、あっちに行(い)けということである。エジプトの博物館(はくぶつかん)で、日本人(にほんじん)が日本人(にほんじん)に、お前(まえ)はそこにいる権利(けんり)はないと言(い)われたのである。そのとき自分(じぶん)がどんな表情(ひょうじょう)をしていたか、われながら見(み)てみたいものだと思(おも)う。

 

☛ われながら=自分ながら

1.われながら良く書けたと思う。

2.われながら愛想(あいそ)がつきた。

3.われながら恥ずかしいと言わざるをえない.

 

むっとしていたか、それともきまり悪そうに小さな笑(え)みを浮(う)かべていたか。少(すく)なくとも、とっさに日本人(にほんじん)でないふりをすることはできなかった。

 

☛ きまり悪い=気恥ずかしい

☛ とっさに⓪:とっさに身をかわした。

 

この状況(じょうきょう)は、ちょっと考(かんが)えてみるとなかなか奇妙(きみょう)なものだ。というのも、私(わたし)がこんな目(め)に遭(あ)う危険(きけん)は、日本以外(にほんいがい)の国(くに)のツアー客(きゃく)に「パラサイト」しているときにはまずありえないからだ。英語やフランス語のガイドたちは自分のグループのそばに「アジア人」が一人たたずんでいても気にも止めないだろう。

☛ 佇(たたず)む③:しょんぼりと佇む

☛ 気に止める≒留意(りゅうい)する①

それに、顧客以外(こきゃくいがい)の誰(だれ)かが自分(じぶん)の説明(せつめい)に耳(みみ)を傾(かたむ)けていたとして、それがガイドにどんな不都合(ふつごう)になるというのか。

 

☛ 都合がいいことばかり言わないでください。

 

博物館内(はくぶつかんない)の障壁(しょうへき)のない、公的(こうてき)な空間(くうかん)で、自分(じぶん)の言葉(ことば)を対価(たいか)を払(はら)った人々(ひとびと)の耳(みみ)だけに独占的(どくせんてき)に届(とど)けよう、どんなにおとなしくしていても「たかり」は「たかり」、「盗(ぬす)み聞(ぎ)き」は断固許(だんこゆる)すまじという使命感(しめいかん)。それは空(むな)しい使命感(しめいかん)にちがいない。

 

☛ 集(たか)り⓪:搶劫

☛ ~まじ≒~ないつもりだ

日本語(にほんご)の分(わ)かる非日本人(ひにほんじん)はいまではどこにでもいるし、私(わたし)のような顔(かお)をしていないかもしれないし、まして私(わたし)のような反応(はんのう)は、おそらく誰(だれ)もしないだろうから。

 

☛ 況して① ≒ 況してや①

 

 

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