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負の設計
III 負の設計について、 筆者の考えと合っているものはどれですか。 3
何かを設計するときに、すべての人は “うまくいくように” 考えて設計する。設計というと機械や電気回路の設計を思い浮かべるが、それだけではない。組織を設計する、運営する、管理する、後始末をするなど、人間が行うほとんどの行動に設計はつきものである。今、達成したい事柄があってそれをうまく実行しようとするのだから “うまくいくように” 考えるのは当然である。これを筆者は正の設計と呼んでいる。
それに対して、ほとんどの人が行わないのが負の設計である。 “まずいことが起こらないように予め考えて設計しておく” という負の設計をやる人は少ない。
例えば、機械の設計で言うと、相対運動する2つの部品があって、今は快適に動作しているとしよう。それを見て、使っているうちにもしここが引っかかったら大変なことになる。それなら、最初からこの面はつるつるにしておこう、というような考え方が、負の設計である。多くの設計者は少しは考えているのだが、この考えが足りない。うまくいっている時はなおさら考えなくなるのである。そして、市場で不良品を出してから言うのである。
「こんなことが起こるとは・・・・・・」
こんなことが起こるかもしれないということを出荷前に考えなかったほうが悪いのだ、と反省するべきである。
(濱口哲也 『失敗学と創造学一守りから攻めの品質保証へー』 日科技連出版社)
1. 負の設計ばかり考えていると、マイナス思考になり革新的な設計ができない。
2. 問題が起きたときすぐに原因を究明するために負の設計は不可欠である。
3. 設計が順調に進んでいるときこそ、予め負の設計を考えておくべきだ。
4.正の設計にじゅうぶんな時間をかければ、 負の設計をする必要はない。
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